英メディアがイングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(25)の今後のレギュラー奪取に悲観的な見解を示した。

 英スポーツ専門ラジオ局「トークスポーツ」は、昨季王者のリバプールがリーグ戦の直近6試合で2勝しか挙げらず調子が下降している原因を特集。守備陣の負傷者続出とともに大きな要因として「FWディオゴ・ジョタ(24)の不必要なケガがリバプールの衰退を引き起こし、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティーを優勝争いに戻してしまった」と指摘した。

 同メディアは昨夏に加入したポルトガル代表のストライカーの今季の活躍ぶりを振り返り、名門にすぐに順応して驚異的な決定力でゴールを量産する活躍ぶりを強調。「彼が大きな影響力を持っていることは明らかだ」とチームに欠かせない存在となった。しかし12月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)のミッティラント(デンマーク)戦でヒザのじん帯を負傷し、ジョタの離脱とともにチームの低迷が始まったと分析した。

 ジョタの重要性を指摘したうえで「南野とFWディボック・オリギ(25)が彼のようにステップアップする可能性は低い」とバッサリ。南野にはジョタのように名門でサバイバルを勝ち抜く実力はないと厳しく指摘した。日本の10番が現地メディアの低評価を覆す活躍を見せられるか。