スペイン1部レアル・マドリードのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)の不遇が波紋を呼んでいる。

〝神童〟と呼ばれるウーデゴールは保有元のRマドリードからレンタル移籍を繰り返しながら成長し、昨季はレアル・ソシエダで31試合に出場して4得点とついにスペインでブレーク。中堅クラブの6位躍進に貢献して大きく評価を上げ、今季は満を持して名門に復帰した。

 しかし飛躍が期待された今季は7試合の出場にとどまっており先発はわずかに3試合。ジネディーヌ・ジダン監督(48)の信頼を得られていない。

 こうした状況にRマドリード専門メディア「インフィニットマドリード」は「ウーデゴールは直近6試合で7分間しかプレーしておらず5試合で出番がないままだった。彼は昨季Rソシエダで31試合に出場していた。レンタル移籍に出たままのほうがよかったのか」とその処遇に注目している。

 起用に関しては指揮官の方針次第だが、昨季注目を浴びるほどの活躍を見せたウーデゴールでも実力が足りないとなれば、Rマドリードが現在レンタル移籍で武者修行に出している選手たちを復帰させる際の基準もハードルが高くなることが予想される。ビリャレアルからヘタフェへの再レンタルが決まった日本代表MF久保建英(19)の今後にも影響が出てきそうだ。