6日に行われたイタリア1部第16節、日本代表DF吉田麻也(32)が所属するサンプドリアはホームでインテルに2―1で勝った。

 相手は2位につけ、今節のACミランの試合結果次第では首位浮上の可能性があるのに対し、サンプドリアは2連敗中。浮上のきっかけが欲しい一戦で気合が入ったプレーを披露した。

 前半12分にはPKを献上してピンチを迎えたが、インテルFWアレクシス・サンチェス(32)のシュートをGKエミル・アウデロ(23)がストップ。逆に23分に相手のハンドでPKを獲得したサンプドリアはMFアントニオ・カンドレーバ(33)が決めて先制した。

 さらに同38分、右クロスに反応したMFケイタ・バルデ(25)が右足で合わせて2点目。ともにインテルでプレー経験があるカンドレーバとケイタは古巣に強烈な〝恩返し〟の一撃を見舞った。

 後半20分に1点を返されたが、そこから守備陣が奮闘。吉田はチーム事情から右サイドバックでのプレーとなっているが、目立ったミスもなくフル出場で勝利に貢献。試合後はチームメートと抱き合って喜んだ。