スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)がテレビ局「ラ・セクスタ」のインタビューに応じ、今夏の退団騒動を振り返った。スペイン紙「アス」など、各メディアが報じた。

 メッシは自身が退団を要求した件について「ジョゼップ・バルトメウ会長には1年間〝バルセロナから去りたい〟と伝えていた。でも、会長は『ノー』と言った。ブロファックス(内容証明郵便)は、それを公にする方法だった」と語り「僕はサイクルが終わったと感じていた。変化が必要だったんだ。退団したかった」と改めて当時の心境を語った。

 それでも最終的にはバルセロナ残留を決意。メッシは「法廷に持ち込めば、勝つのは分かっていた。多くの弁護士から言われた。でも、僕はそういうやり方でクラブを去りたくなかった」と説明。その上で「僕はバルセロナを愛している、人生そのものだ。僕に全てをくれた。クラブが困難な時期にあることは分かっている」と、クラブ愛を強調した。

 また、メッシとの競演を熱望しているブラジル代表FWネイマール(28=パリ・サンジェルマン)については「彼をバルセロナに戻すには(移籍金や年俸が)高過ぎる」と、実現は困難との見通しを語った。