去就問題が注目されているスペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)の移籍先について、保有元のレアル・マドリードがヘタフェ行きにゴーサインを出したとの情報が流れている。

 リーグ戦で2試合連続出番なしの状況にある久保は、ビリャレアルからの退団、来年1月の移籍市場で他クラブへの再レンタル移籍が取りざたされている。

 スペイン紙「アス」は「彼が去ることを余儀なくされた場合は、(スペイン)国外には行きたくない。だが、リーガ(スペインリーグ)では厳しい財政規制のもとで獲得できるクラブはごくわずかだ」と、移籍先の選択肢は限られると指摘。

 そのうえで「ヘタフェは有力な候補になる。戦術的に改善し、あらゆる面で成長するだろう」と、今夏にも獲得に名乗りを上げたヘタフェ行きを予想。リーグ戦で現在12位と苦戦中で攻撃陣の補強を検討しており、両者の思惑が合致するとした。

 さらに、Rマドリード専門メディア「インフィニットマドリード」は「Rマドリードが久保のレンタル移籍でヘタフェに『イエス』を出した」と、保有元の名門がヘタフェ側と合意したと報道。ただ、「プレーヤーのOKは出ていない」と久保はまだ結論を出しておらず、残留や他クラブを含めて、去就の決定には至っていない模様だ。

 はたして〝日本の至宝〟はどのような決断を下すのか。その動向に注目が集まる。