【イタリア・ボローニャ23日(日本時間24日)発】イタリア1部第14節、ボローニャの日本代表DF冨安健洋(22)がホームのアタランタ戦で今季初ゴールをマークした。

 右サイドバックで先発した冨安だったが、チームは前半にPKを含む2失点と精彩を欠いた。だが、破壊力があるアタランタの攻撃陣に手を焼きながらも、後半28分、自陣で横パスを受けた冨安はドリブルで突進。右サイドに流れていたFWオルソリーニにボールを預け、そのまま駆け上がってリターンを受けると、ゴール前でGKが飛び出せない絶妙なタイミングで柔らかな右足のループシュート。これでゴールネットを揺らし、1点差に詰め寄った。

 チームはこれで活性化。同37分CKからDFナフェン・パズ(27)のヘディング弾で追いつき、2―2の引き分けに持ち込んだ。

 最近は本業の守備で力を発揮できずに厳しい評価を受けていた冨安だったが、得意の足技で面目躍如。昨季第34節(7月18日)のACミラン戦以来となるリーグ2点目でチームを救った。