イタリアオリンピック委員会(CONI)は22日、サッカーの同国1部リーグで選手が新型コロナウイルスに感染したため、試合(10月4日、ユベントス―ナポリ戦)に現れなかったナポリに科された0―3の敗戦と、勝ち点1を剥奪したリーグの処分を取り消したと発表した。

 リーグ裁定では、地元保健当局から移動を禁じられたとするナポリの訴えを退け、棄権とみなした。ナポリは同国のスポーツ最高法務機関となるCONIに異議を申し立てたという。今回の裁定でユベントスは勝ち点3を失い、ナポリは勝ち点1がプラスされ、ともに勝ち点24で並ぶも得失点差でナポリが3位に浮上した。

 地元の各メディアによると、再試合は来年1月13日で調整中という。地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」はユベントスのアンドレア・ピルロ監督(41)が「再試合をするのは問題ではない」とコメントしたと報じた。