フランス1部マルセイユの日本代表DF長友佑都(34)による〝芸術的オウンゴール〟に非難ごうごうだ。

 19日のスタッド・ランス戦で先発出場した長友だが、痛恨のプレーを犯してしまった。

 前半20分、相手のFWアルベリ・ゼネリ(25)が左サイドを突破し、ゴール前へグラウンダーのパスを送るも誰も詰めておらず事なきを得たかのように思えたが、長友が足元に来たボールをかわそうとした際に右足のかかとに当たってしまい、ボールはゴールの右隅へと吸い込まれる。〝見事〟なヒールキックで先制点を献上してしまい、長友は思わず天を仰いだ。

 この失点が響き、マルセイユは下位のスタッド・ランスと1―1のドローに終わり、勝ち点3を逃す結果となった。

 試合後の会見でアンドレ・ビラスボアス監督(43)は敗戦について「私は非常に失望している。ミスが多すぎた」と苦言。さらにフランス紙「フィガロ」は「ボールを非常に不器用に扱い、ギャグのようなオウンゴールという結果をもたらした」と酷評した。

 負傷者が出ているチーム事情もあって出場機会を得ている長友だが、今後の起用に影響を与える〝一発〟となりそうだ。