日本代表の新10番に影響はあるのか。イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する期待の新星、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ(23)が長期離脱することになった。

 ジョッタは先発出場した欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ最終節ミッティラント戦(9日)でヒザを負傷。13日のメンバー外となっていた。英各メディアによると、ユルゲン・クロップ監督(53)はジョッタについて「最悪の事態には至っていない」とし「1か月半から2か月の離脱となるだろう」と話したという。

 今季ウルバーハンプトンから加入し、ここまでリーグ9試合で5得点の大活躍を見せている。クロップ監督は「彼のプレーを初めて見たときから好きだった。ずっと獲得したいと考えていた」と話すなど、高く評価。不動の3トップ、エジプト代表FWモハメド・サラー(28)、セネガル代表FWサディオ・マネ(28)、ブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(29)に続く存在として重用し、日本代表でエースナンバーを付けるMF南野拓実(25)の出場時間が減っていた。

 指揮官が期待するジョッタの離脱で、今後は南野の出番が増える見込みだが、13日に1―1で引き分けたフラム戦を含め最近は中盤のポジションでプレーする機会が多くなっている。クロップ監督は南野のMF起用に好感触を得ていると語っており、今後、どんな起用法になるか。チームの戦いぶりとともに注目される。