10日に死去した元イタリア代表FWのレジェンド、パオロ・ロッシ氏(享年64)の葬儀中に盗難事件が起こった。
英メディア「BBC」など複数の欧州メディアによると、12日にイタリア北東部のビチェンツァで行われた葬儀の最中に事件が起きていたという。妻のフェデリカ・カッペッレッティさんが、帰宅すると、ロッシ氏の愛用していた時計と現金が盗まれていることに気付いた。警察が捜査を進めているが、現段階では犯人の逮捕には至っていない。
ロッシ氏は1980年に八百長関与の疑いで2年間の出場停止処分を受けたが、82年に復帰したユベントスで活躍。1983―84年シーズンのリーグ制覇などに大きく貢献した。イタリア代表では、1982年スペインW杯で6ゴールをマークして得点王。同国を優勝に導き、同年にはフランスフットボール誌が制定するバロンドール(欧州最優秀選手賞)も受賞した。