日本代表を失意のどん底に突き落としたストライカーが、ユニホームを脱ぐ決意を固めた。

 ポルト(ポルトガル)やアトレチコ・マドリード(スペイン)で活躍した元コロンビア代表FWジャクソン・マルティネス(34)が現役を引退することになった。取材にあたったコロンビアの地元ラジオ局の記者がツイッターで「家族と同意の上で決断した。現役を引退する」と伝えた。

 マルティネスは2014年ブラジルW杯1次リーグ最終戦で、ザッケローニ監督率いる日本代表から2得点。日本を敗退に追い込むゴールとなった。

 母国コロンビアリーグでプロデビューし、メキシコリーグを経て2012年にポルトに加入。3季連続得点王となり、Aマドリード入りした。だがスペインでは活躍できずに16年に中国の広州恒大に移籍。その後はケガにも苦しみ、18年にはポルトガルリーグに復帰し、ポルティモネンセでMF中島翔哉(26)やGK権田修一(31)らともプレーした。