スペイン1部ビリャレアルのMF久保建英(19)が6日のエルチェ戦で高評価を得たプレーのポイントとは――。

 久保は後半開始から途中出場して45分間プレーし、積極的に仕掛けてチャンスを作るなど攻撃をけん引。ウナイ・エメリ監督(49)が「私は彼に満足している」と語り、スペイン紙「マルカ」がチーム最高タイの2点を付けるなど高い評価を得た。

 最近は精彩を欠いていたが、名誉挽回のきっかけとなりそうなエルチェ戦の好プレーぶりをスペインメディア「マドリードゾーン」が詳細に分析した。

 45分間のプレーで、パス成功率が94・1%、ロングパスの成功率は100%、3本の決定機を演出するパスを通し、ドリブル突破を1回成功、デュエル(球際の奪い合い)の80%で勝利したというデータを紹介。チームの攻撃に大きく貢献し、プレーの精度が高かったことがうかがえる。

 ポジション争いのライバルであるナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼ(21)が精彩を欠いて前半で交代しただけに、久保にとっては猛アピールとなったことは確かだ。