急死した元アルゼンチン代表FWの〝英雄〟ディエゴ・マラドーナ氏(享年60)の〝最後の恋人〟とされる女性が、猛批判にさらされている。主治医のレオポルド・ルケ氏が過失致死の疑いで捜査対象となるなどマラドーナ氏の死を巡る現地報道は過熱の一途をたどっている中、元婚約者のロシオ・オリバさん(30)までが渦中の人となったのだ。

 元プロサッカー選手のオリバさんは2012年にマラドーナ氏と出会って交際を開始。結婚こそしていないが大々的に婚約披露パーティーも開いており、18年に破局するまで6年間は、周囲も公認のカップルだった。

 ただ、別れる際にマラドーナ氏がオリバさんに暴力を振るったことが取りざたされ、オリバさんは金銭的補償を求めて裁判を起こすなど泥沼化。2人の間には距離ができていたが、スーパースター死後、「英雄の最後の恋人」として注目を集め、連日のテレビ番組出演や様々なメディアの取材に応じて一躍時の人となった。

 その中で元恋人は「彼はとにかくアルコール依存がひどかった」などと生前の暴露話をするだけでなく、マラドーナ氏の死に関して「周囲の人がしっかり見ていればこんなことにはならなかった」「相続の争いは避けられない」などと遺族の神経を逆なでするような発言を連発している。

 こうした言動に猛反発が巻き起こるのも自然な流れ。遺族は不快感を示しており、ネット上でも「無神経だ」などから「彼女はマラドーナと付き合っている時に二股していた」といった真偽不明の暴露話も浮上する始末で、元恋人はすっかり〝悪女〟扱い。こんな状況を天国のマラドーナ氏は、どう思うのか…。