日本代表MF久保建英(19)の所属するスペイン1部ビリャレアルは11月30日、主力のMFモイ・ゴメス(26)が右太ももを負傷したと発表した。レアル・マドリード戦(11月21日)で負傷し、欧州リーグのマカビ・テルアビブ(イスラエル)戦(同26日)とレアル・ソシエダード戦(同29日)を欠場していた。

 左ウイングを主戦場とするモイ・ゴメスは国内リーグ戦で10試合に先発するなど、チームに欠かせない主力メンバー。またレアル・ソシエダード戦で途中交代した元コロンビア代表FWカルロス・バッカ(34)も負傷リストに加わる可能性があり、現在3位でリーグ優勝争いを繰り広げているビリャレアルには大きな痛手となる。

 チームは苦しい状況に追い込まれそうだが、久保にとっては好機到来と言える。最近は出場時間も減り、来年1月の移籍市場でビリャレアル退団も報じられている中、主力選手が不在の間は、プレー機会が増えることが確実。そこで目に見える結果を残し、ウナイ・エメリ監督(49)に猛アピールすればレギュラー定着も見えてくるかもしれない。