アルゼンチンの〝英雄〟マラドーナ氏の死に関して、過失致死の疑いで捜査対象となっている主治医のレオポルド・ルケ氏に、同国内で猛バッシングが起きている。

 マラドーナ氏の最期を巡っては、顧問弁護士のマティアス・モルラ氏が看護師の不在や救急体制の不備など不審な点を主張。家族の要請を受けて警察が捜査を開始し、ルケ氏の聴取、自宅や診療所の家宅捜索が総勢100人近い規模で行われている。スペイン紙「マルカ」は状況次第で殺人罪が適用される可能性も指摘するなど報道もヒートアップする中、アルゼンチンでは渦中のルケ氏への〝集中砲火〟が始まった。

 ツイッター上ではルケ氏に対して「クソ野郎!」「アルゼンチン国民最大の敵だ!」など激しい罵詈雑言が数多く浴びせられており、今後は同氏の身の安全が危惧される事態となりそうだ。