ドイツサッカー連盟(DFB)が、欧州ネーションズリーグ・スペイン戦(17日)に0―6で大敗し、対応を余儀なくされている。

 ドイツが6点差で敗れたのは、1931年のオーストリア戦の0―6以来。ドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督(60)の手腕を疑問視する声も上がり、ドイツ国内で大敗の波紋が広がる中、DFBは23日に公式ホームページで声明を発表した。

「DFB議長会は、全会一致で、調査結果を収集、評価、議論するためのロードマップを採択した。また代表監督には、代表チームの現状を根本的に見直すための時間を提供したい。代表監督は、スペイン戦の明確な敗因を分析し、大きな失望に折り合いをつけなければならない」

 そして来月4日に行うDFB幹部会議で、元ドイツ代表でナショナルチームダイレクターを務めるオリバー・ビアホフ氏(52)が調査結果を報告する。その内容については「スペイン戦での敗戦から得た教訓だけでなく、この2年間のチーム全体の成長も含まれている」。

 2006年からドイツ代表の指揮を執るレーウ監督は、14年ブラジルW杯では圧倒的な強さで頂点に立ったが、18年ロシアW杯は、まさかの1次リーグ敗退。その後は進退問題に発展したものの、続投していただけに、この2年間の評価も今後に向けてポイントになりそうだ。

 今回の声明ではレーウ監督の進退に関して直接的な言及はないが、「協議の結果と次のステップについては、適切な時期にDFBから発表される」とした。