【スペイン・パンプローナ20日(日本時間21日)発】スペイン1部リーグ第10節、左太もものケガで戦列を離れていたウエスカのFW岡崎慎司(34)が敵地のオサスナ戦の後半30分から出場し、約1か月半ぶりの復帰を果たした。

 チームは前半5分にFWサンドロ・ラミレス(25)がゴール前のこぼれ球を押し込んで先制。だが、後半23分CKから失点して追いつかれた。1点が欲しい中でミチェル監督(45)は岡崎を投入し、1トップに据えた。10月3日のエルチェ戦で故障してから4試合を欠場していた侍ストライカーだったが、前線から激しく圧力をかけるだけでなく、自陣に戻ってもプレスバック。攻撃面では好機が訪れずに1―1で試合は終了したが、故障前と変わらない精力的な動きで勝ち点1獲得に貢献した。

 ここまでなかなか成績が上がらないウエスカは今季未勝利(0勝7分け3敗)。前節終了時点で最下位に沈んでいたが、これで降格圏外の17位に浮上した。岡崎の復帰を上位進出の起爆剤にしたいところだ。