やはり期待値が高いからなのか――。スペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)に対して、スペイン紙「マルカ」が厳しい評価を下している。

 同紙は30日付の記事で「スペイン1部で躍動できていない新戦力」について特集。その中で、「ビリャレアルはリーグ戦で3位以内に入るために、移籍市場を調査し、久保を期限付き移籍で獲得した。ただ、マジョルカ所属時の久保はキープレーヤーとして先発出場していたが、現在は途中出場が目立っている。さらに、18日のバレンシア戦では退場処分を受けてしまった」と辛口コメントを寄せた。

 その一方で「興味深いことに、その試合(バレンシア戦)は大きな転機となった。決勝ゴールをアシストして勝利に貢献したことで、久保は公式戦で3試合連続先発出場を果たしている」と、風向きが変わりつつあることも伝えている。

 ただ、いずれにしても絶対的な存在になれていないことは事実。次節のバリャドリード戦(11月3日)でも先発出場の可能性はあるだけに、ゴールという結果で猛アピールしたいところだ。