スペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)の評価が急上昇中だ。

 ビリャレアルは、29日(日本時間30日)に行われた欧州リーグ(EL)1次リーグ第2戦でカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦。公式戦3試合連続となる先発出場を果たした久保は、ゴールこそならなかったが、後半29分に交代するまで俊敏なプレーを披露し、チームも3―1で勝利を収めた。

 当初は途中出場が目立っていたものの、ここに来て存在感を十二分に発揮。ウナイ・エメリ監督(48)もスペイン紙「マルカ」に「久保とFWサムエル・チュクウェゼ(21)はとても良かった」と語るなど、信頼感は日に日に高まっている。

 地元メディアも高い評価を示しており、スペイン紙「ムンドデポルティーボ」は「後半が始まってから、チームは士気を取り戻した。特に、久保は中央でボールより多くを受け取り、いいポジションに現れていた」と絶賛。スペイン紙「アス」も「久保が後半に入ってから全体の雰囲気を変えた」と伝えている。

 スペイン代表FWジェラール・モレノ(28)がケガから復帰したことで、レギュラー争いの激しさが増しているだけに、今後もこの調子でアピールを続けたいところだ。