欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大している。サッカー界にも大きな影響を及ぼしそうだ。

 ドイツ政府と各州は28日に新たな規制を発表し、サッカーの同国1部、2部リーグの11月の全試合が再び無観客で開催されることになった。

 9月に開幕した今季は一部の試合で一定数の観客の入場が認められていた。メルケル首相は飲食店や文化施設を11月中は閉鎖すると発表。スポーツイベントの開催そのものが難しくなりそうな雲行きだ。

 また、感染拡大が深刻化しているフランスのマクロン大統領も28日のテレビ演説で、30日から少なくとも12月1日まで、全土で外出制限措置を再び実施することを発表した。移動規制が行われるのも確実となり、サッカーにおいては自国リーグ開催だけでなく、国をまたぐ移動が必要な欧州チャンピオンズリーグ(CL)や欧州リーグ(EL)の実施も危ぶまれる状況となってきた。