
今夏に大騒動を巻き起こしたスペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の退団騒動に新たな動きが出てきた。
メッシは現在のクラブ首脳陣との確執が退団を希望するキッカケとなったこともあり、バルトメウ会長を始めとした現執行部の刷新を求める署名が約2万人分集まり、11月上旬に不信任投票の実施が決まった。
追い詰められたバルトメウ会長が投票の実施前に辞任を決断するとの見方もあったが、スペイン紙「ムンドデポルティーボ」によると26日に行われたクラブの理事会後に「辞任する理由などどこにもない」と断言し、続投に強い意欲を見せた。
そのうえで「現在は新たなチーム、監督と一緒に良いプロジェクトを進めている最中だ」と今季就任したロナルド・クーマン監督(57)のもとで良い方向に向かっていると強調。メッシの退団騒動についても「契約の内容には期限があったし、その日付が過ぎていた。我々全員がメッシが(本拠地の)カンプ・ノウで引退することを望んでいる」とすでに問題が決着し、来季以降の契約延長にも自信を見せた。
バルトメウ会長は来年1月が2月に予定されている次期会長選に出馬しないとの観測も流れているが、会長職への強いこだわりが明らかになり急転出馬の可能性も。メッシとバルセロナの契約は今季限りだけに、来夏は再び移籍騒動がぼっ発しそうだ。
【関連記事】