【英国・リバプール1日(日本時間2日)発】イングランド・リーグ杯4回戦が行われ、リバプールのMF南野拓実(25)はホームのアーセナル戦にフル出場したが無得点に終わった。チームは0―0で突入したPK戦で4―5で敗れ、敗退が決まった。

 3回戦では格下相手に2得点と存在感を発揮した南野にとって、再び巡ってきた先発のチャンス。ただ今回は相手が強豪アーセナルとあって、ユルゲン・クロップ監督(53)も完全ターンオーバーではなく、エースFWモハメド・サラー(28)や守備の要のDFファージル・ファンダイク(29)ら一部主力を先発に起用。勝利にこだわった布陣で臨んだ。

 試合はお互いに決め手を欠いてこう着状態のまま進んだが、前半終了間際にリバプールにチャンスが訪れた。右クロスからFWジョッタのヘディングシュートはGKにはじかれ、そこに詰めた南野がボレーシュート。だが、ボールは無情にもクロスバーを直撃。その後は決定機もなく、90分スコアレスのまま終了し、規定ですぐにPK戦を迎えた。

 両チーム2人ずつが成功し、3人目の南野も成功。直後に相手の3人目が失敗したが、リバプールは4、6人目が失敗して終戦となった。