スペイン1部のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が、世界を揺るがせた今夏の退団騒動に終止符を打った。

 スペイン紙「スポルト」のインタビューで、自らが退団を希望したことで大きな波紋を呼んだ騒動を振り返り「自分の過ちに対する責任は負う。私に間違いがあったとしても、それはバルセロナをより良く、より強くするためのものだった」と説明。世代交代でチームの血の入れ替えを進めるためには、自身の退団が必要と考えての行動だったと強調した。

 もちろん以前から表面化していたジョゼップ・マリア・バルトメウ会長(57)との確執も退団騒動の引き金となったが「考え方に食い違いはあったが、私はそれを終わりにしたい。バルセロナに関わるすべての人々を結束させ、最高の瞬間が来ると思ってもらうようにしなければならない。常に一致団結して同じ方向に進んでいかないといけない」と宣言。

 和解までいかずとも〝休戦〟とすることで、当面は今季のプレーに集中する考えだ。

 そして心配をかけたバルセロナのサポーターへ向けて「私はすべてのソシオ(クラブ会員)にメッセージを送りたかった。私の言葉で誰かを不快にさせることがあったとしたら謝りたい」と謝罪。エースが退団騒動に区切りをつけ、ロナルド・クーマン新監督(57)のもとで心機一転して2年ぶりのリーグVを目指す。