【イタリア・ボローニャ28日(日本時間29日)発】イタリア1部リーグ第2節、ボローニャの日本代表DF冨安健洋(21)はホームのパルマ戦にフル出場し、4―1の勝利に貢献した。

 開幕戦のACミラン戦に続いてセンターバックのポジションに入ると、前半1分、パルマのコートジボワール代表FWジェルビーニョのシュートに体を投げ出してブロックしてピンチをしのいだ。16分にはFWソリアーノが先制ゴール。相手GKのセーブでノーゴールかと思われたが、ゴールラインテクノロジーの判定で得点が認められた。

 これで勢いづくと、30分にもソリアーノが追加点を奪い、2―0で前半終了。後半に入ると冨安が中盤でボールカットしてそのままドリブルで攻め上がるシーンもあり、攻撃面でも見せ場をつくった。21分には相手選手の一発退場で数的有利となったこともあり、危なげなく逃げ切った。

 前節、ミランFWイブラヒモビッチに2得点を許して批判を浴びた冨安ら守備陣にとっては、まさに面目躍如。今季初勝利に冨安も笑顔を見せた。