ベルギー1部ベールスホットの日本代表FW鈴木武蔵(26)が2試合連続ゴールで猛アピールだ。ワースランドベベレン戦(26日)で1―2の後半29分から出場した鈴木は、同34分に右クロスを頭で合わせて同点弾を決め、3―2の逆転勝利に大きく貢献した。

 この活躍にベルギー紙「ヘットラーステニウス」は「ストライカーの鈴木はピッチに入ると駆け回った。この賭けが功を奏し、鈴木は(FWロリス)ブローニョ(28)のアシストで同点ゴールを決め、試合終了直前にはブローニョが決勝ゴールを決めた。彼らの投入が試合の流れを大きく変えた」と絶賛した。

 鈴木はシャルルロワ戦(18日)に続く2試合連続ゴールで評価もうなぎ上り。身体能力の高いストライカーが集まるベルギーでしっかりと結果を出していることで、注目されるのが森保ジャパンの1トップの座だ。

 日本代表ではドイツ1部ブレーメンのFW大迫勇也(30)が1トップを務めてきたが、シャルケ戦(26日)で先発落ちするなど、今季はいまひとつの出来とあって、その座は安泰ではない。10月の日本代表シリーズでは、同1部EフランクフルトのFW鎌田大地(24)とともに激しいポジション争いを繰り広げそうだ。