イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(25)の厳しい現状が浮き彫りになった。

 昨季王者のリバプールはリーズとの開幕戦(12日)を、エジプト代表FWモハメド・サラー(28)のハットトリックなどで4―3と競り勝ち、白星スタート。セネガル代表FWサディオ・マネ(28)やブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(28)ら自慢の攻撃陣が揃って存在感を見せる中で南野には出番が訪れず、快勝劇の蚊帳の外となってしまった。

 南野は8月29日の「コミュニティー・シールド」で強豪アーセナルを相手に加入後初ゴールを決めるなど猛アピールを続けていたが、リバプールが誇る強力アタッカーたちの壁は厚く、まだまだレギュラー取りに向けては道半ばのようだ。

 しかもプレミアリーグでは、新型コロナウイルスの影響による過密日程から「5」に拡大されていた交代枠が今季から再び「3」に戻った。交代での途中出場のハードルも高くなり、今後はますます出場時間の確保に苦労しそうだ。