メッシ「妻や子供が泣き出した…」バルサ残留決意のウラ側

2020年09月05日 12時00分

「Goal.com」のインタビュー動画でバルサ残留を表明した(ロイター)

 急転直下の決断だ。スペイン1部バルセロナに退団を通告し、移籍金などを巡ってクラブと対立していたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)は4日、残留を表明した。地元紙「マルカ」によると、公開された動画で「愛するクラブと裁判などしたくない。これからもプレーする」と発言したという。

 メッシは8月25日にクラブ幹部の対応や昨季無冠に終わった新チーム方針などに反発し、退団を表明。フリーで移籍できる契約解除を求めたのに対し、バルセロナは解除には7億ユーロ(約880億円)が必要とし、対立していた。2日にはメッシの父で代理人のホルヘ氏がバルセロナのジョゼップ・バルトメウ会長(57)と会談したが、話し合いは平行線だった。

 そんな中、残留を宣言する直前に、メッシ側は声明を発表。地元紙「マルカ」など各メディアによると、メッシはバルセロナと移籍金が発生しない契約解除が可能とし、スペインプロリーグ側が公式見解として移籍金7億ユーロが発生すると発表したことに「根拠は何であるかわからない」と猛反発したという。

 だが選手側の意思で契約を解除できる期限の6月10日を過ぎており、退団を強行すれば7億ユーロの支払いは免れないこと。さらに「Goal.com」(スペイン版)のインタビューでは、退団の意思を家族に伝えた際に「妻や子供が泣きだした。学校もあるし、環境を変えたくないと頭をよぎった」と打ち明けた。

 こうしたことから法廷闘争を回避するためにも方針転換。長年在籍したバルセロナに残留することを決めた。

 ただ、円満解決とは言えない状況だ。今後に向けて契約満了でフリーとなる2021年6月末で退団する可能性やロナルド・クーマン新監督(57)との関係など、さらなる課題も山積する。バルセロナは2年の契約延長を提示したと報じられている中、メッシはどう向き合っていくのか。