スーパースターが猛反論だ。スペイン1部バルセロナからの退団を表明しているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が4日、声明文を発表し、スペインプロリーグ機構が7億ユーロ(約880億円)の移籍金が発生するとした見解を非難した。

 スペイン紙「アス」をはじめ各メディアは、メッシの担当弁護士が、代理人で父のホルヘ氏が署名した声明を出したと報道。その中で、メッシはバルセロナと移籍金が発生しない契約解除が可能とし、リーグ側が公式見解として移籍金が発生するとしたことに「根拠は何であるかわからない」と猛反発していると伝えている。

 メッシは8月25日に退団を表明。フリーで移籍できる契約解除を求めたのに対し、バルセロナは7億ユーロの移籍金が必要としていた。メッシ側は「6月10日までなら契約を解除できる」という条項があり、期限は過ぎているものの、新型コロナウイルスの影響による特例を主張。これにリーグ側は「移籍金が発生する」とし、その条件を満たさない場合は、メッシに対して「同契約による金額が支払れない場合、移籍証明書を出さない」と発表していた。