初ゴールは“日本の10番”のおかげ? 昨季イングランド・プレミアリーグを制したリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(25)が1月の加入後、初得点を決めて注目が高まっている。

 新シーズン開幕を告げるコミュニティー・シールド(29日=日本時間30日、ロンドン)で昨季イングランド協会カップ(FAカップ)を制したアーセナルと対戦。南野は後半14分から途中出場すると、同28分に右足で加入後初得点をマークした。試合は1―1で突入したPK戦で敗れたものの、ユルゲン・クロップ監督(53)は南野について「順調にステップを踏んでいる」と話し、評価が急上昇している。

 そんな中、英紙「サン」は「かつて(ドイツ1部)ドルトムントでクロップに従事した元日本代表MF香川真司(31=サラゴサ)の言葉に耳を傾け、南野が(オーストリア1部リーグ)ザルツブルクから移籍した」とした上で「リバプールは香川に感謝すべき」と報じた。さらには「自慢のフロント3(FWモハメド・サラー、FWロベルト・フィルミノ、FWサディオ・マネ)が警戒されて、苦戦が予想される今シーズンは、南野が大きな役割を果たす可能性がある」と、大きな期待を寄せた。

 リバプールは9月12日の開幕戦でリーズと対戦するが、日本人MFがリーグ連覇を狙うチームのキーマンになりそうだ。