メッシ退団騒動が泥沼化 バルサ側は移籍金要求へ

2020年08月31日 11時00分

リオネル・メッシ(ロイター)

 スペイン1部バルセロナと、退団表明したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の対立が深刻化している。

 今夏にフリーで移籍が可能との主張を続けるメッシに対し、バルセロナ側は7億ユーロ(約875億円)に設定した移籍金を要求する構えで、今後は法廷闘争に発展する可能性も出ている。

 スペインのラジオ番組「エル・ラルゲロ」は「契約書に、契約最終年(2020―21年)の移籍金は支払う必要がないと明記されている」と報道。これが事実ならば、すでに新シーズンに突入しているため、メッシの希望するゼロ円移籍が可能となる。しかし同国の代理人であるホセ・マリア・ミンゲージャ氏は「90%はバルサに残留することになる」と指摘。契約後、解釈の違いによりバルセロナから訴えられた場合に巨額の移籍金を支払うリスクがあるため、多くのクラブは手を出さないと分析した。

 そうした中で、バルセロナとメッシの溝はさらに深まっている。

 スペイン紙「スポルト」によると、メッシは30日にクラブが実施した新型コロナウイルス感染対策のPCR検査を受けないと通告。それに対してバルセロナは検査と31日の新体制初練習を休んだ場合に月給の1.34~2.66%の罰金を科すという。さらに3日連続で欠席した場合は11日から30日分に相当する減給、最悪の場合は年俸の10%または25%に相当する罰金まで準備しているというから深刻だ。

 両者とも態度を硬化させており泥沼化は必至。メッシの退団騒動は長期戦となりそうだ。