J1札幌からベルギー1部ベールスホットへ完全移籍した日本代表FW鈴木武蔵(26)が19日、オンライン会見を行った。

 欧州初挑戦となる鈴木は「プロになってから欧州に移籍したい気持があって、こういった話(ベールスホットからのオファー)が来て年齢的に最後のチャンスだと思った。クラブとして急成長していると聞いているし、熱いファンもいる。ともに成長できると思って決めた」と移籍の理由を語った。

 ベルギーメディアからは自身の長所について聞かれ「スピードと相手の背後を取る動きが特徴なのでチームの助けになると思っている」と胸を張った。目標について具体的な数字の言及はなかったが「ベルギーでより多くの点を取れたらいいが、最初からうまくいくとは思っていない。まずはレギュラーを取って、チームで一番点を取って、ゆくゆくはリーグで一番点を取りたい」とリーグ得点王を目指す考えだ。

 現在はチームの本拠地であるアントワープで隔離措置中のため、チーム練習にはまだ参加していない。トレーニングには22日から合流する予定で「現実的には30日の試合から出場可能かなと思っている」と今後の見通しを語った。