FC東京からロシア1部ロストフに移籍する日本代表MF橋本拳人(26)が19日にウェブ上で取材に応じ、日本人選手にとって〝鬼門〟の守備的MFでの成功を誓った。

「なかなか日本人でボランチで向こうで活躍した選手は少ない」と橋本が指摘するように、ドイツで成功を収めたMF長谷部誠(36=Eフランクフルト)の例はあるものの、特にフィジカルの強さが求められる守備的MFで日本人選手が欧州で安定して活躍するのは依然としてハードルが高い。

 そうした中で橋本は「フィジカルが強い相手に対して、日本人の良さである頭を使って機敏に動くところや、自分で言えば柔軟性や読みのところで勝負していきたい」と自らの長所を生かしてジンクスの打破を誓う。

 ピッチ外での過ごし方も重要になると感じており「まずサッカー以外の面でストレスに打ち勝てるか。コミュニケーションのところも大事になってくると聞いている。つらいことをどれだけ受け流せるかが大事になる。そこを意識してやっていきたい」と橋本。すでに英語やロシア語の学習も始めており、チームメートに「積極的に話しかけていきたい」とピッチ外での交流も図って成功へつなげる構えだ。