【イタリア・ボローニャ22日(日本時間23日)発】イタリア1部リーグ第27節が行われ、森保ジャパンの守備の要、ボローニャDF冨安健洋(21)がホームでのユベントス戦にフル出場し、相手のエースFWクリスチアーノ・ロナウド(35)と堂々と渡り合った。

 昨年10月の対戦時は日本代表での負傷の影響で欠場したため、今回がC・ロナウドと初の直接対決。右サイドバックで先発した背番号14は同サイドに張り出してくるエースとマッチアップするシーンも多く、前半から火花を散らした。

 7分には冨安を振り切ってシュートに持ち込んだC・ロナウドに対し、冨安も8分、体を張ってボールを奪取。22分には味方がVAR判定でPKを与え、C・ロナウドに先制を許すと、35分にはFWデイバラに追加点を奪われた。40分には巧みなフェイントに引っかかってクロスを上げられてしまった冨安だが、後半15分にはカウンターを仕掛けようとしたエースをブロックし、思うような仕事はさせなかった。

 結局、試合はユベントスが2―0で完勝。それでも冨安は懸命の守備で存在感を示し、イタリアメディアからも高い評価を受け、自らの価値を上げた形となった。