フランスリーグ打ち切りで泥沼の争い

2020年05月27日 11時30分

リヨンのオラス会長(ロイター)

 新型コロナウイルス感染拡大でリーグ打ち切りを決めたフランスで泥沼の争いが続いている。

 フランス政府による9月までの大規模イベント中止の方針に基づき、フランスリーグは4月末に打ち切りを決定。シーズン途中の順位が最終成績となり、欧州カップ戦の出場権を逃したリヨン、2部降格となったアミアンとトゥールーズが、この結果を不服として裁判所に異議を申し立てたが、棄却された。

 それでもドイツはリーグ再開にこぎ着けたとあって、リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長(71)は、フランス紙「レキップ」に「早期の打ち切り決定はあまりに愚かだ」と語り、徹底抗戦の姿勢は崩していない。25日には打ち切り撤回を求め、エドゥアール・フィリップ首相(49)とロクサナ・マラシネアヌ・スポーツ相(45)に手紙を送ったという。

 また、フランスだけでなく、打ち切りとなったオランダでも動きがあった。英メディア「スカイスポーツ」によれば、DF菅原由勢(19)が所属する同1部AZは、打ち切り時点で首位アヤックスに勝ち点で並びながらも得失点差でリーグ2位に。これで欧州チャンピオンズリーグ本戦出場権を逃したことに納得できず、欧州サッカー連盟に抗議文を提出した。

 再開を断念したスコットランド・プレミアリーグではFW食野亮太郎(21)の所属するハーツが2部降格を不服として法的措置を準備中。打ち切りの波紋は各地で広がるばかりだ。