久保建 評価急上昇で来季のレンタル先をめぐり大争奪戦も

2020年03月09日 16時40分

 評価急上昇のMF久保建英(18=マジョルカ)の来季レンタル先を巡って“争奪戦”が勃発しそうな雰囲気だ。7日のエイバル戦で今季3点目となるゴールを奪う活躍で勝利に貢献。来季は別のチームへのレンタル移籍が濃厚でレアル・ソシエダードが有力候補に挙がるが、スペイン国内で評価が高まっていることで欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場を視野に入れる複数の強豪が獲得に名乗りを上げる可能性が出てきた。

 久保は利き足ではない右足の強烈なシュートで今季3点目をマーク。スペイン紙「マルカ」が「クボは成長を続けている。信じられないような才能を発揮している」と報じたのをはじめ、現地メディアは絶賛の嵐だ。

 こうなると注目されるのが来季の去就だ。所属元のレアル・マドリードはEU圏外選手枠が埋まっている。ブラジル代表FWビニシウス(19)が今夏にスペイン国籍を取得予定のため枠が空くが、クラブ側は今冬に約38億円の移籍金で獲得したU―23ブラジル代表MFヘイニエル(18)を登録する方針。久保は再び武者修行に出る公算が大きい。

 レンタル移籍先として有力候補となっているのがRソシエダードだ。両クラブの幹部には強固なパイプがあり、今季はノルウェー代表の“神童”MFマルティン・ウーデゴール(21)がRソシエダードにレンタル移籍して大ブレーク。来季は晴れてRマドリードに戻る見込みとなっている。その代役候補として、久保も同様の路線に乗せる案が浮上。スペインメディア「デフェンサセントラル」は「レアルがクボのレンタル移籍をRソシエダードへ提示した」と報じるなど、今後交渉が本格化していきそうだ。

 ただ、久保が活躍を続けることでさらなる選択肢も出てきそうだ。「評価が上がっていけば他の強豪でオファーを出すところもありそうだ。CLに出られるクラブなら大きなモチベーションにもなる」と欧州事情に精通する代理人は指摘する。

 現在スペイン1部で来季のCL出場圏内につける強豪セビリアやヘタフェのほか、名門バレンシアなどが久保に関心を寄せているもよう。近年セビリアにはMF清武弘嗣(30=C大阪)、ヘタフェにはMF柴崎岳(27=デポルティボ)が在籍するなど両クラブは日本人になじみが深い。

 その3クラブがこのままCL出場権を獲得すれば、リーグ戦との両立を目指すうえで戦力の拡大は必要不可欠。久保にとっても欧州最高峰の舞台は魅力的で、両者にとってプラスになる移籍だ。日本の至宝のステップアップの道が開けてきた。