【FAカップ】常勝軍団リバプール異変 敵地でチェルシー敗れ8強入り逃した

2020年03月04日 14時00分

前線で奮闘した南野(中)だったが、ゴールにはつながらなかった(ロイター)

【英国・ロンドン3日(日本時間4日)発】世界最古のカップ戦といわれるイングランド協会(FA)カップ5回戦で、MF南野拓実(25)が所属するリバプールは敵地でチェルシーに0―2で敗れ、8強入りを逃した。南野は先発フル出場したが、見せ場は少なく不発。今季のタイトル総なめをも予感させたチームに、いったい何が起こったのか。

 過密日程が続くとはいえ、リーグ戦以上の重みがある大会。リバプールも完全なターンオーバーではなく、エースFWモハメド・サラー(27)とFWロベルト・フィルミノ(28)をベンチスタートにしたくらいで、あとはほぼ主力が先発のピッチに立った。

 フィルミノの代役としてスタメンに名を連ねた南野はセンターFWとしてプレー。ゴールを狙うだけでなく、2列目まで下りて中盤とのつなぎもこなした。だが、チーム全体の動きが重く、攻撃のスイッチがなかなか入らない。リズムの悪さは守備にも伝染し、前半13分にパスミスからFWビリアンに決められて先制された。

 後半も守備のバランスが悪く、19分には中盤でパスカットされると、MFバークリーに独走を許して痛恨の2失点目。終盤にフィルミノ、サラーを立て続けに投入したが、最後までチェルシーの守備を崩せなかった。リーグ戦では破竹の18連勝を達成したチームが、2月18日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦でアトレチコ・マドリード(スペイン)に0―1で負けてから、この2週間で3敗。0―3で敗れた同29日のワトフォード戦に続く連敗となって、英国メディアからも「疲労の蓄積か、それとも気の緩みか」といった論調も出始めた。2位に勝ち点差22をつけているリーグ戦の優勝は確実とはいえ、常勝軍団の異変は決して楽観できない。