ボタフォゴ・本田の五輪OA枠への切り札 超ビッグネームとの競演

2020年03月02日 16時40分

 東京五輪代表入りへ“切り札”となるか。新天地デビューが迫ってきた元日本代表MF本田圭佑(33)の所属するブラジル1部ボタフォゴは、元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ(36)の獲得に向けて交渉中。世界屈指の司令塔として知られるビッグネームの加入は、五輪を見据えてスター選手との競演を望む本田の存在が大きなカギとなりそうだ。

 本田は就労ビザの発給など選手登録の手続きに時間を要していたが、ようやくメドが立った。7日(日本時間8日)に強豪フラメンゴと激突するアウェーでの大一番で新天地デビューの可能性が高まってきた。

 いよいよサッカー大国ブラジルでの第一歩を踏み出すが、気になる動きもある。ボタフォゴは本田に続いてトゥーレの獲得に乗り出して交渉を継続中。スペイン1部バルセロナやイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーなどビッグクラブを中心として活躍してきた世界的スターで、昨季は中国2部の青島黄海に所属した。地元メディアによると、現在はフリーになっているという。

 チーム浮上の切り札として交渉の行方が注目されているが、そのカギを握るのは本田だ。大手広告代理店関係者は「クラブは新しいスポンサーを探していて日系企業も興味を持っている。本田が連れて行く企業もあるようで、話がまとまってクラブの資金が潤えばチームの編成にも良い影響が出るのでは」と語る。

 エースとして長く君臨した本田の動向は日本で依然として注目度が高く、ボタフォゴでの挑戦を後押ししようと乗り出した企業が複数あるという。本田側もこれまで培ったネットワークを駆使してスポンサー探しに協力しており、クラブに“橋渡し”で貢献。つまり、世界的ビッグネーム獲得に欠かせない資金調達の面でひと役買っているわけだ。

 こうした動きは、本田が狙う大逆転での東京五輪代表入りにも深く関わっている。トゥーレは世界最高の守備的MFとして名をはせ、数々の国際舞台で輝かしい実績を残してきた。そんな名手が同じ中盤で相棒になれば、マークも分散し、本田も本来のパフォーマンスを発揮しやすくなる。

 また本田は目標と公言する24歳以上のオーバーエージ(OA)枠での東京五輪代表入りを、守備的MFのポジションで狙っている。世界トップレベルのプレーを間近で体感し吸収できれば、さらなる成長も見込め、代表入りへ大きなアピールポイントになる。それだけにトゥーレの加入を切望している。

 五輪本番まで5か月を切り、残された時間は少ない。わずかなチャンスでインパクトを残すためにも大物がパートナーとなれば心強い援軍となるはずだ。