世界クラブ王者でイングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するMF南野拓実(25)が悪戦苦闘している。

 1月に加入して以降、公式戦4試合出場とまだ新天地にフィットし切れていない中、イングランド北西部に位置するリバプール特有の“なまり”にもまだ適応途上だ。地元紙「リバプールエコー」によると、南野は「方言を理解するのは大変。(英語とは)別の言語だと思ったぐらい。今も理解し切れていないし、フレーズもまったく覚えられていない」と語った。

 リバプール移籍後、家庭教師をつけて本格的に英語の勉強を始めたばかりで、リバプールなまりまでマスターするのは至難の業。それでもオーストリア1部ザルツブルク時代に習得した同国の公用語のドイツ語で、ドイツ人のユルゲン・クロップ監督(52)や、かつてザルツブルクにも在籍したサディオ・マネ(27)らとコミュニケーションを図っている。

 南野が“未知の言語”を完全マスターしたとき、世界一のクラブで出場機会が増えるのは間違いない。