リバプール・南野 クラブのおきてで英国流七三分けに変身?

2020年01月28日 16時30分

南野は名門クラブに適応できるか

 イングランドの洗礼とは――。世界クラブ王者のリバプール(イングランド)に加入した日本代表MF南野拓実(25)は世界のトッププレーヤーと親交を深め、チームのスタイルに慣れつつある。一方、ピッチ外での“順応”も不可欠だ。欧州ビッグクラブには伝統の「おきて」がある上に紳士の国では様々な厳格なルールを課せられるが、イケメンMFには英国流のヘアスタイルが求められそうだ。

 南野はイングランド協会(FA)カップ4回戦で、2―2で引き分けたシュルーズベリー戦(26日)の後半40分まで出場。連係不足が目立ち「まずチームにフィットすることが一番。その上で自分のできることを、もっと明確にチームに伝わるようにやっていければ」と誓ったが、イングランド事情に詳しい公認選手代理人はピッチ外でも順応性を高めるべきと指摘する。

「特にビッグクラブでは、チーム内の伝統とか規律が重視される傾向がある。新加入選手は食事のマナーや服装、髪形、話し方までも細かく指導される。イングランドは伝統を守る意識、日本でいう体育会系みたいなところもあるから」

 英国ではサッカー選手も常に気品のある振る舞いが求められる。特に一流クラブのメンバーとなれば、公の場に出る機会も多くなり、数々のルールが存在する。例えばパンツの折り目がしっかりプレスされているかなども先輩選手から細かくチェックされ、ピッチ外でも気を配らなければならないことは多いのだ。

 1991年にイングランドのビッグクラブ、マンチェスター・ユナイテッドに留学し、MFデービッド・ベッカムらと寝食をともにした元日本代表FW高木琢也氏(52=現J2大宮監督)もかねて「イングランドは欧州の中でも違う文化なのでいろいろなしきたりがある。そこに順応しないといけない」と話していた。

 南野は現在、ロッカーが隣のセネガル代表FWサディオ・マネ(27)のアドバイスを受けながら“リバプール流”を勉強中。話し方や服装、食事マナーについては、日ごろ徹底ケアしており、ネクタイをだらしなく緩めることもない。チームのしきたりを学び“英国紳士”になれば、さらなるイレブンの信頼を得ることは可能だろう。

 ただ、一つ不安視されているのがその髪形だ。ここ数年は少しワイルドな長髪で、試合中はヘアゴムなどで抑えてプレーしているが、イングランドではピタッと揃えた七三分けが“主流”。ニューカッスルでプレーするFW武藤嘉紀(27)やサウサンプトンのDF吉田麻也(31)も英国流に髪形を整えており、2012年にマンチェスターUに加入したMF香川真司(30=サラゴサ)も当時は短髪にしたほどだ。

 それだけに南野も「そういうこと(七三分け)も必要になってくるかもしれない」(同代理人)との声も出ている。実際、ビッグクラブに受け入れられるには、見た目を変えることも重要な要素だろう。今後は吉田や武藤のように、ぴっちり分け目のヘアチェンジが必要となりそうだ。