これも“南野効果”か。イングランド・プレミアリーグのリバプールが公式キットサプライヤー(ユニホームなど)として来季からナイキと複数年契約を結んだ。

 日本代表MF南野拓実(24)が加入したリバプールは、今回の契約でトップチームを含めた全カテゴリーの選手とスタッフがナイキのウエアを着用する。2015年からユニホームを供給してきたニューバランスから乗り換えるが、英紙「デーリー・メール」によると、ナイキとの新契約は年間8000万ポンド(約113億6000万円)に上るという。

 同紙は、同リーグのマンチェスター・ユナイテッドとアディダスの年間7500万ポンド(約106億5000万円)を抜いてイングランド史上最高額と報道。世界的にもスペイン1部バルセロナとナイキの1億ポンド(約142億円)、同レアル・マドリードとアディダスの9800万ポンド(約139億1000万円)に次ぐ世界3位の超巨額契約となった。

 リバプールのチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めるビリー・ホーガン氏は「世界中にファンベースを拡大していく中で、ナイキが素晴らしいパートナーとなることを願っている」とコメント。南野は日本をはじめとしたアジア市場開拓の一翼を担っており、今回の巨額契約にも“貢献”したと言えそうだ。