武藤&長友に古巣FC東京が興味? 来年1月移籍が浮上

2019年12月24日 16時30分

出番激減の武藤(右)は冬移籍が濃厚だ(ロイター)

 Jリーグ復帰はあるのか。トルコ1部ガラタサライのDF長友佑都(33)とイングランド・プレミアリーグ、ニューカッスルのFW武藤嘉紀(27)は欧州で苦境に立たされ、来年1月の移籍が浮上している。そうした中で、2人の古巣のJ1FC東京が興味を示している模様で、日本復帰を期待する声も高まる。大物2人の今後を探った。

 今季リーグ6試合出場と出番が激減した武藤には、ドイツ移籍がささやかれている。欧州各メディアは古巣のマインツやアウクスブルク、ウニオン・ベルリンが獲得に興味を示したと報じた。また関係者らによると、武藤自身も来年1月の移籍を希望し、新天地で再スタートしたい方針だという。

 一方、欧州チャンピオンズリーグでミスを連発し、評価を落とした長友については、所属のガラタサライが「契約更新はしない。移籍先を探してほしい」と代理人に通告したと地元メディアが報道。すでにクラブ側は後釜となるサイドバック補強にも動いており、長友も冬の移籍が視野に入っている。

 苦境に立たされる2人はともにFC東京出身。J1クラブ関係者は「どのクラブも同じだけど、海外進出した選手の動向は常にチェックしている。FC東京も当然マークしているでしょう。クラブ状況にもよるんだろうけど、間違いなく“どうするんだ”とか“戻って来るか”くらいの話はしているでしょう」と語った。

 今季のFC東京はシーズン途中でMF久保建英(18)がスペイン1部レアル・マドリード(現所属はマジョルカ)に移籍した影響から夏場以降に失速。初のJリーグ優勝を逃したが、ロシアW杯に出場した快速ストライカーの武藤と、国際Aマッチ122試合出場で長年日本代表を支えてきた長友が復帰すれば、初優勝に向けて最高の戦力補強になる。

 ただ、移籍を希望する武藤はあくまで欧州残留を熱望しており、日本復帰には否定的。またベテランの域に入ってきた長友も、契約満了前のJリーグ入りには前向きではないとみられている。

 日本代表OBは「評価してくれるクラブに行ったほうがいい。選手である以上はプレーしてもらいたい」と冬の移籍を支持。その上で日本復帰には「欧州でやりきるのもいいけど、バリバリのときに戻ってくるのもありじゃないか。日本に貢献できる」と話した。

 冬の移籍市場の締め切りは来年1月末。それまで2人の動向が注目されそうだ。

 今季欧州組で苦境に立たされているのは武藤や長友だけではない。サウサンプトン(イングランド)のDF吉田麻也(31)も厳しい状況にあり、来年1月の移籍がささやかれている。

 10月25日にホームでのレスター戦に0―9と歴史的大敗を喫すると、ポジションを失ってその後は途中出場1試合だけ。2020年夏に契約満了を迎えることもあって「年を取った選手の契約を延長する意向は多分、監督にはない。次を探さなければいけないかも」と退団を示唆した。

 また、スペイン2部デボルティボのMF柴崎岳(27)と、ロシア1部CSKAモスクワのFW西村拓真(23)も出番がないため、吉田を含めサッカー界ではJリーグ復帰が待望されている。

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