南野がリバプール移籍決定 移籍金10億円は格安か

2019年12月20日 16時30分

南野拓実(ロイター)

 移籍金10億円の是非とは――。イングランド・プレミアリーグのリバプール移籍が決まったMF南野拓実(24)は世界屈指の名門クラブで再スタートする中、移籍金725万ポンド(約10億4000万円)が格安と報じられている。そんな南野の“評価”について公認選手代理人の田路雅朗氏(64)はどう見たのか。

 昨季欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝のビッグクラブに待望のステップアップを果たした日本人MFは「このチームでプレーできるなんて思わなかった。とてもワクワクしている」と素直に喜んだ。来年1月1日から加入し、背番号18になる。報道によると、契約期間は4年半という。

 今季の大活躍で名門クラブ入りを果たした一方で、南野の移籍金について英メディア「スカイスポーツ」は「現在の市場において、おそらく2000万ポンド(約28億6000万円)以上の価値がある」とし、リバプールは725万ポンドという格安価格で手に入れたと報じたが、実際はどうか。

 元日本代表FW三浦知良(52=横浜FC)を担当した代理人の田路氏は「妥当な金額だろうな。C大阪からオーストリアに行ったときは移籍金が1億2、3000万円だったから、約10倍になっている。ザルツブルクとしても悪い商売じゃないだろう。それに南野は20代半ばで年齢的には中堅だからな。そこがポイントだよ」と指摘する。

 その理由について「おそらくリバプールが南野で商売しようと考えていないんじゃないか。自分のところで育てて他クラブに高額な移籍金で転売できる選手ならば高く支払うこともあるだろうが、20代半ばでの加入になると、この先に他クラブに高値で売るのは難しいから」と説明する。

 もちろん、シーズン中の冬移籍で争奪戦にならなかったことも移籍金が抑えられた要因とみられるが、決して南野の評価が低いわけではないという。「ハードワークできるし、決定力もある。中心選手ではないが、貴重なオプション」と田路氏が語るように即戦力なのは間違いない。新天地で活躍を見せられるか。