南野のリバプール移籍はもろ刃の剣

2019年12月14日 16時30分

欧州に衝撃を与えた10月のリバプール戦。これで南野の運命は変わった(ロイター)

 昨季の欧州チャンピオンズリーグ王者でイングランド・プレミアリーグのリバプール移籍が確実となった日本代表MF南野拓実(24=ザルツブルク)が、早くも熱烈歓迎を受けている。

 南野のツイッターにリバプールサポーターからと思われる「すてきなニュース。ヨウコソ、ミナミノサン!」「世界で最高のクラブへようこそ!」など数百件の書き込みが寄せられたという。今季公式戦22試合9得点をマークし、10月の欧州CL1次リーグの試合でもリバプールからゴールを奪った実力をサポーターも認めた形だ。

 その力を発揮するにあたって、ユルゲン・クロップ監督(52)の存在は心強い限り。
ドイツ1部ドルトムントではMF香川真司(30=サラゴサ)を指導。日本人選手の生かし方も熟知しており、南野を輝かせる“最適解”を導き出してくれそうだ。

 とはいえ、危険な移籍であるのも確か。イングランドは「世界最高峰」のリーグである上、今回は戦術理解の早さも求められる冬の移籍。かつてマンチェスター・ユナイテッドに移籍して確固たる地位を確立できず、過酷なポジション争いにのみ込まれて出場機会を失った香川と同じ道をたどる恐れもある。試合勘を失えば日本代表への影響も大きくなるだけに、南野個人の問題だけでは済まなくなることも考えられる。

 日本が誇るイケメンストライカーは、日本代表の命運をも左右する世界的ビッグクラブ移籍を成功させられるか。

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