マジョルカ・久保建 今季のJリーグ最大のキーマンだった!? 

2019年12月09日 16時30分

 古巣のFC東京が惜しくもJ1初制覇を逃した一方で、今夏に海を渡ったマジョルカのMF久保建英(18)はスペインでまたも高評価を得た。かつて下部組織に所属していたバルセロナと7日に初めて対戦。試合は今年のバロンドールを獲得したFWリオネル・メッシ(32)にハットトリックを許して2―5で完敗したが、2点目に絡むプレーも見せて存在感を示した。

 久保がボールを持つたびに、バルサの本拠地「カンプノウ」に詰めかけたサポーターから容赦ないブーイング。バルサの宿敵レアル・マドリードと契約を結んだことへの“非難”の表れだが、そんな異様な雰囲気の中でもフル出場で最後まで勝利を追い続けた。スペイン紙「マルカ」やデータサイトなどは、敗れたチームの選手にもかかわらず、採点で久保に高得点を与えた。

 さらに驚かせたのが、試合後のフラッシュインタビューのやりとり。ブーイングを浴びたことについて「僕は自分で(レアル入りの)決断を下した。彼らはブーイングをする権利があるし、僕はそれを受けるに値する選手だと思っている」と発言。自分を認めてくれていることの裏返しと捉えただけでなく、物おじしない様子にメディアからも「やはりかなりの大物になる器」と絶賛された。

 久保が在籍していたFC東京は、6月に久保が移籍するまで10勝3分け1敗だったが、その後は9勝4分け7敗と失速した。思えば久保は昨季、期限付き移籍で横浜Mに在籍。変革期の名門チームにも影響を与えた。もし久保が今季終了までFC東京に残っていたら――。スペインで無限の可能性を示す若武者は、今季のJリーグ最大のキーマンだったのかもしれない。