【ベルギー・ゲンク27日(日本時間28日)発】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第5節、E組で日本代表MFの南野拓実(24)が所属するザルツブルク(オーストリア)と同MF伊東純也(26)の所属するゲンク(ベルギー)が対戦した。2人がスタメンで出場した試合は南野のゴールなどでザルツブルクが4―1で勝ち、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 前半43分に先制点を奪った直後の45分。右サイドでパスを受けた南野はマークにきたDF2人の間を抜くシュートを放つと、ボールは左のサイドネットに突き刺さる。

 第4節を終えて1勝2敗1分けでE組3位。決勝Tに進出できる2位以内に入るにはこの日を含めた残り2試合の連勝が絶対条件だった試合で勝利を決定づけるゴールを決めた。

 ザルツブルクは後半35分からMF奥川雅也(23)も出場して勝利。来月10日にホームで行われるリバプール(イングランド)戦に勝てば自力で決勝Tに進出することができる可能性を残した。

 南野は10月2日のアウェー戦ではゴールを決めたものの試合は3―4で敗れた。前回大会覇者を相手に、その時の悔しさを晴らす活躍が期待される。

 F組ではバルセロナ(スペイン)がメッシ(31=アルゼンチン)のゴールなどでドルトムント(ドイツ)に3―1で勝ち、決勝T進出を決めた。