アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦(24日、埼スタ)、浦和はアルヒラル(サウジアラビア)に0―2と完敗し、2戦合計0―3で準優勝に終わり、2年ぶりのアジア王座奪回はならなかった。
エースのFW興梠慎三(33)らベストメンバーの布陣で臨んだ浦和。序盤こそ押され気味だったが、前半24分に興梠の左サイドの突破から決定機を迎えるなど一進一退の攻防を繰り広げ、0―0のまま折り返す。
得点を奪えなければ負ける浦和は後半に入ると積極的にプレスを仕掛けていくが、なかなか効果的に攻撃へつなげられない。12分には興梠が中盤で簡単にボールを奪われてカウンターを許すなどミスも目立ち始め、苦しい展開を強いられる。
すると大槻毅監督(46)はMF柏木陽介(31)、FW杉本健勇(27)と次々と交代カードを切って突破口を見いだそうとする。しかし29分、アルヒラルのパス回しで守備陣が崩され、MFジョビンコからのパスを最後はMFアルドサリに決められて痛恨の先制点を献上した。
これでアウェーゴールの差も含めると3点を取る必要が出てきた浦和。懸命の攻撃を仕掛けるも、逆にアディショナルタイムにFWバフェティンビゴミスに追加点を許して万事休す。完敗で浦和としては2年ぶりの優勝、日本勢として3連覇を逃す悔しい結果となった。