久保建 マジョルカ&代表フル稼働ならパンク危機

2019年08月24日 16時30分

 サッカーの“日本の至宝”がいきなりフル稼働となるのか。スペイン1部レアル・マドリードから同マジョルカに期限付き移籍したMF久保建英(18)が23日、ホームスタジアムで新天地での練習に初参加した。

 チームカラーの赤い練習着に身を包んでピッチに現れると、チームメートに頭を叩かれて歓迎される恒例の儀式を受けた。公開された冒頭15分ではボールを使ったウオーミングアップなどで体をほぐした。練習後に取材に応じたビセンテ・モレノ監督(44)は「若くて(高い)質を持った選手だ」と期待を寄せた。

 ただ指揮官はホームのレアル・ソシエダード戦(25日=日本時間26日)での最短デビューについては明言を避けた。一方で本人は地元メディアに対して「プレーする準備はできている」と意気込みを見せていただけに、出場の可否はあと1日しかないトレーニングでやる気と実力をどこまでアピールできるかにかかっている。

 新たなスタートを切った“日本の至宝”は、6月の南米選手権に続いて国際親善試合パラグアイ戦(9月5日、カシマ)とカタールW杯アジア2次予選ミャンマー戦(同10日、ヤンゴン)で日本代表への招集も濃厚。A代表に欠かせない戦力となりつつある中で格下とはいえ、モンゴル、タジキスタン、キルギスと戦う10月と11月のW杯予選にも招集される可能性は十分だ。

 日本サッカー協会の関塚隆技術委員長(58)は「現場が必要とする選手を呼べる態勢をつくりたい」とベストメンバー招集に意欲的だが、スペインとアジアの長距離移動を伴う毎月の代表活動は、18歳の肉体に大きな負担となるのは間違いない。来年にはエースの働きを期待される東京五輪も控えており、久保の代表招集には慎重さも求められそうだ。