RマドリードB(カスティージャ)でブルゴスとの練習試合(18日=日本時間19日)に出場した日本代表MF久保建英(18)が“3部の洗礼”に苦しんだ。

 2―3で敗れた試合にフル出場したものの、後方から激しいタックルを受けたり、反則覚悟の猛チャージで潰されることも多かった。前半終了間際にはエリア内で倒されて、PKをアピールするがノーファウル。後半にも悪質なプレーを受けて転倒すると、Bチームのラウル・ゴンザレス監督がベンチを飛び出す場面もあった。

 その一方、後半アディショナルタイムに両イレブンが小競り合いで激しくもみ合う事態に発展したが、久保は騒動の輪に入っていき、興奮する選手たちをなだめて、その場を無事に収めた。スペイン紙「アス」は「日本人は口論の場面で穏やかに行動した。平和な心を示した」と報じ、その姿勢を評価した。