香川 スペイン2部・サラゴサ移籍の裏事情

2019年08月10日 16時30分

 スペイン2部サラゴサは9日、ドイツ1部ドルトムントから日本代表MF香川真司(30)を獲得したと発表した。1部クラブからも多数のオファーが届く中で、日本の10番が下部リーグに転出した理由とは?

 2年契約でサラゴサ入りした香川は自身のツイッターに「1部に戻るために戦います」と書き込んだ。かねてスペイン行きを熱望してきたが、セルタやヘタフェ、ベティスなどの1部クラブからオファーが届いた。昨季レンタルで加入したトルコ1部ベシクタシュからも熱烈ラブコールを送られたものの、2部クラブを決断した裏には強い決意があった。

 香川に近い関係者は「試合に出ることを最優先している。昨季は出ていないので、試合勘を取り戻すために確実にプレーできるクラブを求めていた」。さらには「日本代表で活躍するには試合に出ないといけない。出ていれば2部でも代表に呼んでもらえる」と語り、森保ジャパンで完全復活するための選択だったという。

 昨季はドルトムントでチームの構想から外れ、移籍したベシクタシュでもプレーの機会は限られた。オフに多数のオファーがあったものの、先発候補と考えるクラブは少なく、唯一ベシクタシュからは“スタメン保証”があったとされる。それでも、重用されなかった昨季と監督が同じなだけに、新天地候補から外れたという。

 ロシアW杯後の日本代表は、香川不在時に10番を背負うMF中島翔哉(24=ポルト)、MF南野拓実(24=ザルツブルク)、MF堂安律(21=フローニンゲン)の三羽ガラスが台頭。さらにMF久保建英(18=レアル・マドリード)らも急成長し、10番の座を脅かし始めた。

 カタールW杯に向けて森保ジャパンで躍動するために“降格”もいとわなかった香川だが、再び世界を驚かせることはできるのか。