久保建 トップ昇格&定着へ年間20ゴールのノルマ

2019年08月08日 16時30分

【オーストリア・ザルツブルク7日(日本時間8日)発】スペイン1部レアル・マドリードはオーストリア1部ザルツブルクとプレシーズン戦を行い、1―0で勝利した。日本代表MF久保建英(18)は初めて招集メンバーから外れた。今後はBチーム(3部相当)で今季開幕を迎えるか、1部バリャドリードへの期限付き移籍などの選択肢が浮上しているが、トップに定着するためにはゴール量産が“絶対条件”となる。

 久保は7月にRマドリード加入した後、プレシーズンの強化合宿で北米&ドイツ遠征にトップチームのメンバーとして同行していたが、初めて離脱することになった。すでにジネディーヌ・ジダン監督(47)が「カスティージャ(Bチーム)でプレーさせながらトップチームのメンバーと練習させる」との方針を示していた通り、今後は主戦場を3部リーグとして、25日の開幕ラスロサス戦で公式戦デビューとなる。

 久保はここまでプレシーズンマッチなどで、好プレーを披露し、ジダン監督も高い評価を下していた。それだけに再びトップのメンバーとして1部リーグの試合に出場する可能性もあるだろう。それでは正式に“一軍メンバー”へ昇格するためには、Bチームでどれほどの結果を残せばいいのか。

 多くのブラジル人選手を欧州や日本に送り込む、公認資格を持つ選手代理人はこう指摘する。「3枠しかない外国人なのだから普通の結果ではダメだろう。目に見える結果を出さないとトップで必要とされない。3部ならば年間20点は挙げないと。うまいだけの選手ならブラジルに山ほどいる。違いを見せられるのは得点しかない」

 スペイン3部はJ1よりもレベルが低いといわれ、久保には物足りないのは明らかだ。それでもトップに「3」しかない外国人選手枠にレギュラーとして食い込むには、ハイペースでのゴール量産が不可欠。昨季久保と同じように18歳でBチームでプレーしたFWビニシウス(19)が5試合4ゴールで昇格を引き寄せたような“無双”ぶりを発揮する必要があるのだ。

 決して簡単なノルマではないものの、高い決定力を示せばトップ定着は間違いなく、来季はレギュラー争いにも加われるはず。逆に遠く及ばないようならレンタル移籍で武者修行に出される可能性が高まる。久保にとって「年間20ゴール」は今後の分岐点になる目標といえそうだ。